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  • 執筆者の写真RENA OMORI

『せめてもの恩返し』(新3年 中村陸駆)




あなたは自分の選択に胸を張れますか?


 大学に入って自分がやりたいことは何だったのか、本当にここで頑張って良いのかと悩んだことはありますか?そんな時にあなたはどんな方法で壁を超えてきたでしょうか?

 

あなたの数分を少し私にください。

        


改めましてこんにちは。ジャンプをやっています。中村陸駆と言います。中学はラグビー、高校ではアメフトをしていました。しかし、高校アメフトの最後の大会で左肩を脱臼して大学でアメフトを続けるには選手生命が危うい状態でした。

 大学に入学してすぐに左肩を治す手術をしましたが術後にアメフトをやる事は出来ないと確信しました。

 そこで知り合いから水上スキーを紹介され友人達と試乗会に行ってみることにしました。意外にも滑る時に肩の痛みは感じず、友人もすで入部していたので私もこの部活に入部を決意しました。

 その時は特に具体的な目標も無く、自分は友人達となんとなく4年間過ごして大学の部活は二の次でもいいと考えていました。しかし、一年の春に自分達が出場する新人戦を迎えました。その時に自分はこのままでいいのかと思い部活に集中する事を決断しました。



 そんな時に全員が努力する事を認めてくれた訳ではありませんでした。周りにいた友人達は新人戦を境にこの部から退いていき自分を否定された感覚がありました。それからしばらくは自分がこの部活にいる事に疑問を抱き続けていました。自分が選んだ事に後悔したくなかっただけで部活をすることに楽しさも興奮もなく、練習を重ねていく日々が続いていました。



 そんな日々の中、夏の大会前に交通事故で右足の靱帯を負傷し、夏の合宿も大会も参加出来るか分からないような状態でした。しかし、1人の友人から電話が掛かってきて私を鼓舞し続けてくれました。彼の期待に応える為、私は自分の出来ることをやろうと夏の大会まで進んでみることにしました。



 夏の大会が始まり、私はなんとか記録を残す事が出来ました。その時に泣いて喜んでくれたのは彼だけでは無く、先輩、同期達や後輩達の姿がありました。中高の部活で団体競技を真剣に取り組んで来たつもりでしたが他人の活躍を見て泣いたり、泣かれたりする事など経験した事がなかったので喜びだけで無く驚きもありました。

 こんな私でも泣いてくれる人間がいるのかと思い、そんな彼らの為に出来る事は妥協したくないと思い始めました。




 同期は変な人間も多いですが私に出来る事は彼ら1人1人に対して妥協してはいけないと思います。大会直前にいつも背中を叩いてくれていた先輩方には笑って引退して欲しいです。後輩達は入部してからずっと妥協する姿を見せずに挑む事を教えてくれます。私は多くのものを彼らから与えられた気がします。

私が受け取ってきたことを全て返すのは難しいです。だから私でもみんなに出来るせめてもの恩返しを。



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